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  • 2025.09.06

    日本エコハウス大賞とは?

    こんにちは、9月に入ってもまだまだ暑い日が続きますね。
    さて弊社では、今年で4度目となる日本エコハウス大賞に入賞いたしました。
    今回入賞させていただいた部門は、リノベーション部門です。

    2024年、弊社設計佐藤と担当森岡が担ったリノベーション物件が入賞です。
    陰影が調和する京都の家「2024左京区のリノベーション」はこちらからご覧いただけますので、まだご覧になられたことの無い方はぜひご覧ください!

    そこで今回のコラムでは、「日本エコハウス大賞」についてお伝えいたします。

    日本エコハウス大賞ってなに?

    日本エコハウス大賞とは、脱炭素時代の美しい住宅を表彰する設計事例のコンテストで、住宅専門雑誌「建築知識ビルダーズ」さん主催で開催されています。

    日本エコハウス大賞は2015年から開催されており、今年で9回目となります。(コロナ禍は開催中止となっておりました)
    日本エコハウス大賞は省エネ基準義務化など、住宅の進化が求められる時代に、健康で快適、そして安全に安心して暮らせる住宅の普及を目指すことを目的に始まりました。

    今では当たり前になったエコハウスや高断熱住宅ですが、2015年はまだまだ一般的ではなく、建築基準も低かったことを考えると、先を見た取り組みだったと言えるのではないでしょうか。

    日本エコハウス大賞には、8つの評価項目が設けられており、応募するには評価項目を満たしている必要があります。

    日本エコハウス大賞 評価項目

    1.脱炭素時代の省エネ住宅の提案
    2.地域・周辺環境に合わせたパッシブ設計
    3.自然エネルギーを活用した創エネルギーの提案
    4.新しい試みや挑戦
    5.心地よさ、暮らしやすさを考慮したプラン
    6.安心して住み続けられる耐震性の確保
    7.公共に配慮した普遍的な美しさ
    8.長持ちするための工夫や維持管理の提案

    羅列すると少し難しく感じますが、人にも環境にもやさしく、美しくて暮らしやすく、地域にもなじむ未来に繋げていける住宅という、住む人やこれから先の社会を考えたとき、絶対に欠かしてはいけない住宅の要素を評価するコンテストが、日本エコハウス大賞です。

    審査員は第1回目から現在まで毎年審査員を務めてられている、伊礼先生と前先生と、建築家や高性能住宅の専門家の3名の合計5名で審査が行われています。
    3名の審査員は毎年変わり、弊社代表の清水も2024年に審査員を務めさせていただきました。
    その時の詳しい様子は、清水のブログでご覧ください。

    日本エコハウス大賞には、新築部門、モデルハウス・自邸部門、リノベーション部門、小規模施設部門の4つ部門があり、最終審査前に入賞作品が決定されます。
    その後最終審査を行い、入賞した作品からグランプリが選ばれる流れとなっています。

    2024年は東京大学で最終審査が行われました。
    今年は9月19日(金)に最終審査が行われますがその際、設計審査会で選ばれた10作品の中からグランプリを決める最終審査会と、豪華審査員によるセミナーがオンラインで配信されます。
    配信チケットは有料なため、なかなか一般の方にご覧いただくのはハードルが高いですが、もし興味がありましたら下記にて詳しい情報が掲載されておりますのでご覧ください。

    【第9回日本エコハウス大賞】最終審査会のご案内

    そして、今年入賞した10作品が「建築ビルダーズ62号」に掲載されています。
    弊社の「2024左京区のリノベーション」も掲載されておりますので、こちらも気になる方は書店や通販サイトでお手に取ってご覧ください。

    エコハウスを建てる意義

    天気予報で翌日の最高気温が40℃という数字を見ることが当たり前になった今年、10年以上前から各々が取り組んでいたエコハウスづくりが、どれほど重要な取り組みだったのかということが、否応なしに理解させられた年でもありました。

    エコハウスは言葉だけを見るとなんだか少しきれいごとのような言葉にも聞こえかねませんが、エコハウスとは、「エコロジーハウス」を略した言葉です。
    エコロジーハウスとは、地域の気候風土や自然条件に合わせて、自然エネルギーを最大限に活用し、地域の自然素材を積極的に利用しながら、環境への負担を少なくして建てられる住宅を指します。

    エコロジーハウスは、1:自然エネルギーの活用、2:自然素材の活用、3:地域特性の考慮、4:高い基本性能を主として作られており、4の高い基本性能以外は高度成長期以前の日本では当たり前とされてきたものであり、ある意味原点に帰ろうとしているのではないかと思います。

    まとめ

    弊社も長らく「高断熱高気密住宅」、今回のコラムに従うなら「エコロジーハウス(エコハウス)」を建ててきました。
    その間、日本エコハウス大賞に何度も入賞させていただくこともでき、自他ともに認めるエコハウスが建てらていることに誇らしい気持ちでいっぱいです。
    2025年の日本エコハウス大賞の表彰式には、「2024左京区リノベーション」の設計を行った佐藤と、担当の森岡が出席させていただきますので、その時の様子はまた2人からブログにて報告があるかと思いますので、楽しみにお待ちいただけると幸いです。

    今回エコハウス大賞にノミネートされたお家について詳しくは、Youtubeでご覧いただけます。
    ぜひご覧の上、いいね!をお願いいたします。